脳腫瘍(聴神経腫瘍)摘出~手術後4ー7日~飲食不可・歩行不能・筋力低下
こんにちは、ジョーですよ。
梅雨の時期は、メスを入れた傷口がじわじわ痛痒いです。
クッ……古傷がうずくぜ・・・† 中二病患者 †
手術後すぐの地獄(ICU)はこちらの記事、
手術後~2,3日後はこちらの記事をご覧ください
さて、今回は脳腫瘍(聴神経腫瘍)摘出手術後 4~7日目のからだの変化・出来事を書いていこうと思います。
正確な手術名は「左小脳橋角部腫瘍摘出手術」です。
これから手術する方にとっては、不安になるようなことも書いています。
こんな症状が出る人もいるんだな、位に気楽に読んでいただければと思います。
からだの変化~術後4-7日目~
・両腕・両足動かすことが可能になった。
・身体を寝たまま横向きにできるようになった。
ただし頭の傷口が裂けるように痛むので、長くは出来ない。
・ベッドのリクライニング
日に日に角度を上げて、7日目で30度まで体を起こせるようになった。
・歩行はまだ出来なかった。
・喉に熱い舌苔ができた。まだら&茶色
看護師さん曰く、手術中、医療器具を咽頭に突っ込んでいたため出来たらしい?
舌の「こげ茶」が胃の炎症示唆、「まだら」は免疫力低下
体調が丸わかり"危険な舌"の状態はこれだ | 週刊女性PRIME | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
・「みーう、え、うあい(水、で、うがい(したいです))」程度の言葉が出せるようになった。
・尿の量は変化なし。
点滴による水分補給があるため
・便意は起きなかった。
車いすに移れずトイレに行けない患者の場合、風呂桶のような容器におしりを寄せて便を出すことになる。
初日は左腕しか動かせなかったのに対し、一日一日できることが増えていきました。
術後~3日は寝ることで体力を回復させましたが、
4日目以降は、起きていることもリハビリになる!とのことで起きていました。
術後1週間での出来事
・手の甲に点滴ルートが入りっぱなし。
腕が腫れてきたら、違う箇所にに点滴ルートを作る。
血管が浮き出て、肌が紫になってくる。←色は2カ月程度かけて戻った。
・鼻から胃までのチューブで栄養を取る。
1日に10回以上吐いていたため、ベッドが毎回栄養剤カラー(茶色)に染まる。
看護師さん本当に ごめん…ありがとう。
・脳のむくみを取るための点滴が辛く、毎回鼻からロキソニン(痛み止め)を入れた。
しかし、効果がある点滴で1週間もすればパンパンの頭から首が見えてくる。
・吐き気止めと痛み止めは一日何回・何時間空けるを覚えすぎて、「そろそろあの薬下さい」を言えるようになってしまう。
・水分補給、食事もまだ禁止
食道の動きが不完全のため、肺炎防止により。
・痰が絡む、吐き出さないと窒息する。
自分で痰が吐き出せないとき看護師さんがチューブで取ってくれるが
のどに手を突っ込むような感じに似ている。つまり吐く。
もう恥はない<><>白目
・術後4日目にベッドにシートを敷いて、寝たまま頭部シャワー
すごく獣くさいらしいが、当人はよくわかっていない
・ご飯が食べられないのに、TV番組はグルメ番組が9割だと気づく
CMもそうだけど食べ物映像多すぎじゃない?
自然の映像流すチャンネルを作ろーよ
・指先を動かす練習を始める
LINEの2行くらいで指が疲れて携帯を落とす。目も指も、意外に疲れる。
体を起こす、動かすのがこんなに辛いなんてと実感した1週間だった。
リクライニングベッドで、30度程度のゆるやかな角度でも
首の筋肉・腹筋・背筋・おしりの筋肉を使って体勢を維持していることを知った。
何より、おしりの筋肉はどの態勢を取るのにも使っている気がする。
寝たまま身体を横向きにするときも
おしりに力が入らないと、すぐ仰向けになってしまうし、
ベッドをリクライニングするときも
おしりが滑ってベッドに座る体勢も維持できない。
生きるてるだけでカロリー使うんだな、って本当に思った。
あと熱くなり始めの季節だったので、早く水が飲めるようになりたかった。
それでも、この時までは1日ずつできることが増え、良くなっていくのを感じていたのである。
しかし、さらなる悲劇は一週間後から起き始めたのである。
次回、正体不明の高熱祭り